「真木栗の穴(まきぐりのあな)」を観る

土曜に娘を両親にあずけて映画を観た。
暗めの映画が観たかったので「おくりびと」でも
観に行こうと妻を誘うも、
暗過ぎるから嫌だとすげなく断られる。
ダークナイト」も観たかったが、久々の夫婦水入らずの時間を
ジョーカーカコイイとか熱く語ることに費やすのもどうかと思ったので控える。
ということでネットで検索した。
最近は映画館及び各館の上映状況が一覧で検索できるので
便利な世の中になったもんだと感心する。


で、見つけたのが「真木栗の穴」。
西島秀俊は昔から妙に好きなのでこれにした。
あと、ユーロスペースという小さな劇場が
独身者だった頃を思い出させるのもある。
チケット買った後にホラーだと気が付く。


で、感想。
これは結構な良作
内容は特に書かないが、
日本映画ならではのスケールの小ささが良い。
一人暮らしの感じやら、無為な感じも良い。
ヒロインを初め、地味な俳優陣もかなり良い。
ヒロインのキャスティングは絶妙。
別に感動する所はないけれど、ちょっと感動した。
ポニョより余程命の大切さが分かる作品だった(どうでもいいけど)。
感動したかったり、何かを得たいならば観ない方が良い。
日本映画のぼーっとした感じを味わいたいならおすすめ。


ネット検索中にこの映画の読売新聞名義のレビューをみつけた。
どうせすぐ切れるだろうからリンクは貼らないが。
「内田百カンぽい」とか書いてあった。さらに「カンの字は門に月」とか。
いや、百ケンだから…
個人での間違いなら別にいいけど、新聞社の記事でそれどうなのよ。
ちなみに百カンぽい、と言いたくなっちゃったのは分からなくもないが
それほど百間ぽくはない。
どうでもいいついでに予告編で観た映画について。
グウィネスとペネロペの出る恋愛映画がどうでも良過ぎてびっくり。
倦怠期の恋人が他所でそれぞれ良い人見つけちゃって一悶着、みたいな。
別れりゃいいじゃん。
なんで、そんな話にそのキャスト?
無駄に豪華。
グウィネスの出演作品で「アイアンマン」だけが紹介されてて、
それが代表作みたいに見えてしまい、ちょっと面白かった。