不幸好き

不幸に甘える人という産経の記事にインスパイアされまして。
一応、お断りしておきますが、この記事に私は賛同するものではありません。
が、自分が不幸な状態にあるが好きな人っていうのは結構存在するのもまた事実です。
ちょっと改善すればどうにかなるのに、頑にそれを拒み、文句を言いつつも不幸な状態を甘受している。
一見、その状況にあるのが嫌なように見えながら、その実、変化を恐れているので現状維持が大好き。
そんなバカなと思うような話ですが、結構いませんかそういう人?
みのもんたなんか、そういう人達のお陰で飯喰ってるようなものです。


私にこの事を教えてくれたのがゲーム、というのはなんとも哀しいお話しですが。
昔「タクティクス・オウガ」というソフトがありまして、
その中で悪の親分が捕われの正義の大将格に向かって言うのです。
「お前が守ろうしている大衆なんてのはクズばっか。文句言ってるだけだもん。文句言ってる権利だけ担保しておきゃオケ。あとはこっちで導いてやるんです」(うろ覚えにより超訳、改変あり)
http://shootingstar.serio.jp/TO/script/To_4a.html←ネタバレ注意!ソース探したら、もっとヤバかった)
僕は高校生だったでしょうか、よく分からなかったけど何かこの人は元も子もないことを言っているということだけは理解できました。
結局、私はロスローリアンにはなれませんで大衆の一人として生きながらえておりますが、
なるべく自分の力でどうこうしたいなと思うのであります。
努力しないのは罪というような昨今の風潮は全面的には受け入れられませんが、自分が何かに対して文句を言っている場合は、現状に不満を持ちつつも半端にガス抜きし、結局は現状維持の下支えをしてしまっているという場合もままあるので、不幸な振りはしないようにしようと思うのであります。
で、結局何が言いたかったのか。
タクティクス・オウガがWiiバーチャルコンソールで出るらしいとのこと。
やったことない人はやった方が良いに決まっている。