些事なれど大事

娘は今日、保育園に預けても泣かなかった。
別れ際に
「ちゅう」
というのでしゃがむと、ちゅうしてくれた。
我が家にはお出かけのチューといったアメリカンな風習はないので
どこで覚えたのかは分からないが、
彼女なりの素直な愛情表現そして我慢するための儀式なのだろう
なんと健気で可愛らしいことかと涙ちょちょきれそうになった。


いつの日か、
お父さんは臭い、気持ち悪い、鬱陶しい、遺伝子が半分同じだという事実を遺憾に思う
などといった趣旨のことを言われ
心折れそうになったとしても
僕は今日の日のこの出来事を糧として生きていけそうな気がした。
なんて脚色して書いてみたが、
いざそんな事を言われたら、これを辱めのネタにして対抗するに違いない。